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燃える豆魂日記【豆腐道とうふみち】にようこそ。
山下ミツ商店の山下浩希です。
金沢近江町市場にある北形青果の北形謙太郎さんのFacebookのノートに考えさせられた。
※北形さんのノートを読んでから下記を読んでください。
読み終わり考えさせられると同時に20年近く前のよく似た体験を思い出した。僕の場合、北形さんの話しに当てはめると僕は農家さんかもしれない。
当時の僕は何処でも通用する豆腐を作ろうと埼玉県のもぎ豆腐店さんの茂木社長から習った現在でもウチの豆腐作りの基本となる①国産大豆②消泡剤不使用③天然ニガリの豆腐つくりに取り組んでいた。
そして金沢の名鉄丸越百貨店(現在のめいてつ・エムザ)さんの地下催事に月1回出展させて頂けるようになっていた。
ところが、丸越さんが改装する事になり新たに京都の豆腐屋さんが出店することになり、地下催事に出して頂けなくなった。
そんな時、金沢に店舗を持つあるスーパーさんがウチの豆腐を取り扱って下さる事になった。その直ぐ後には福井のスーパーさんでも取り扱って下さる様になった。
丸越さんに出れなくなり「あーあ」とちょっと落ち込んでいた時にスーパーさんからお声をかけて頂き「救いの神っているんだなぁ」と思った。
金沢と福井のスーパーさんでの販売も軌道に乗りかけた頃、丸越さんに出店していた豆腐屋さんが撤退することになりウチがその売り場に出店した。
すると今度は金沢と福井の別のスーパーさんからもお取引の依頼が入った。
ほんの数ヶ月でデパートさんに売り場が持て、スーパーさん4社とのお取引が始まったのだ。つい数ヶ月前には落ち込んでいたのに今度は完全に追い風を感じた。
豆腐の生産量は一気に増え、朝2時から豆腐作りを始め、夜10時のニュースステーションを観ながら夕食を取る生活になった。(体はキツかったが自分の豆腐が評価されたことが嬉しく、「欲しい」と言って下さるお客様に応えたいという思いで頑張れた)
それからしばらくして金沢と福井のスーパーさんの担当の方が(勿論別々に)「なんで〇〇に豆腐を卸したんだ!商道徳に反する!!」と叱責した。
特に「商道徳に反する!!」という言葉は僕にはもの凄く応えた。
〇〇さんとお取引することは商道徳に反することなのか?
凄く苦しんだ。悩んだ。
商業界の倉本初夫主幹に電話をして経緯を話し相談した。
倉本先生は「お客様が喜んでくれる商品を作れば自ずと販路は広がる。お取引先と「他社に卸さない」というような約束をした訳でないのなら問題ない」と言って下さった。
そうだ。僕の作った豆腐はウチが開発した商品だスーパーさんの企画商品でない。専売の約束もしていない。そのスーパーさんとウチも資本関係があるわけでもない。つまり、お取引先様にウチの営業範囲を制限される筋合いは無いのだ。
そのスーパーさんの豆腐売り場はウチの商品だけか?そんな事ない。
そのスーパーさんは一生ウチの面倒をみてくれるのか?売れなくなれば切るだろう。
倉本先生のアドバイスのお陰で、この様なケースでのうちのスタンスが明確になった。
本当にウチの豆腐を評価して下さっているのなら、競合する他社さんが取り扱っても続けてくださる。
単なる「差別化の具」としか見ていなければ続かない。
このように、スタンスが明確になるとこのような問題は起こらなくなった。
今日、北形さんのノートを読み改めて思い出した。北形さんの場合、農家さんが納品量を農家さんの事情(都合)で減らしているのは問題だ。
このような問題が起きても北形さんは「その農家さんの野菜が好きだ」と販売を続けるそうだ。
立派だ。
競合店が同じ野菜を扱っても「この野菜が好きだ」という想いは必ずお客様に伝わる。
※最後までお読み下さいましてありがとうございました。
今日の「燃える豆魂日記【豆腐道とうふみち】」如何でしたか?
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コメント (2)
社長の写真掲載、まだですか?
宜しくお願いします。
投稿者: ダイエット仲間 | 2011年07月06日 23:06
日時: 2011年07月06日 23:06
ダイエット仲間さん、このエントリーの内容に関するコメントかと思ったらダイエットの事ですか。。。
がっかりです。
写真、近日中に載せます。
乞うご期待!
投稿者: (株)山下ミツ商店 山下浩希 | 2011年07月07日 10:55
日時: 2011年07月07日 10:55