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山下ミツ商店の山下浩希です。
商業界全国連合同友会総会2日目。
五日市剛氏(写真・・・暗くて見にくいですが)の「ツキを呼ぶ魔法の言葉~縁と円を生かす~」という講演。
僕はたまたま金沢の十数人の集まりの場で話をしたことが、たまたまテープに録られ、いい話だと勝手にダビングされ、勝手にテープ起しをして文章になり、勝手に小冊子になって、どんどん印刷されて100万部を超えてしまったというだけの話。
イスラエルでおばあさんに聞いたツキを呼ぶ魔法の言葉を教えてもらった。
「ありがとうございます」「感謝します」
ただその言葉を使い分けること。嫌なことがあったとき、「ありがとうございます」。良いことがあったとき、「感謝します」。
ツキを呼ぶ魔法の言葉のお陰で、宝くじで3億円当たったという手紙をもらったこともある。過去に3億円当たった人を5人知っている。当選の証書のコピーを送ってくれた人など5人手紙をくれた。
走り幅跳びの選手の池田久美子さん。スランプの時コーチからこの本を貰って読んだ。スランプで良い成績が出せずにおり、最後のオリンピック予選で6m70を飛んで優勝しないとオリンピックに出られないという状況に追い込まれていた。そのとき「6m70cm飛べた。感謝します」とノートに書き続けた。そしてなんと6m70cmピッタリ飛んで優勝してオリンピックを決めた。書き続けたから実現したのか?・・・少し違うと思う。
26歳の大学院生の時にイスラエルへ旅行した。詐欺にあったり、財布を落としたりしてお金があまり無い時に、一人のおばあさんに出会って2日間泊めてもらった。
「人はしゃべったとおりの人生になるのよ。良い言葉を使いなさい。『むかつく』とか『ぶっ殺してやる』とかばかり言っていると、そういう人生になる」というような道徳的な話をしてくれた。
その中で一番印象に残っているのがツキを呼ぶ魔法の言葉。「ありがとうThank you」「感謝しますI appreciate」。他人に言っても普通の感謝の言葉だが、自分に言えば魔法の言葉になる。嫌なことがあったとき、むかついた時に自分に「ありがとう」とすぐに言いなさい。すぐに!を強調していた。
「感謝します。そういうと、またそういいたくなるような出来事が起こる」。「・・・・なりました。感謝します」と言い続けていると、その通りになります。思いを強く持って努力を継続すれば、実現する可能性は高くなることは間違いない。
「すべて悪いことが起こる元凶は、怒ること。怒ってはダメ!悪いことを人に対してどうするのか?そういう時は自分にありがとうと言い、別の言葉で相手に優しくしてあげなさい。」
『ツキを呼ぶ魔法の言葉』はたったこれだけ。
たまたまそれを金沢の個人の家に呼ばれて話した。その十数人の中に3人ほどテープに録音している人が居た。それが何百本とダビングされて広がっていくうちに、一人のおじいさんがテープ起しをして、文章にして配った。「ツキを呼ぶ魔法の言葉」と題してコピーして配る。それがどんどん広がった。ネットにも勝手に掲載され、僕の名前は知らぬうちに日本中で有名人になっていた。
それを読んだある企業の社長に呼ばれ金沢で講演することになった。行ってびっくり!
1500人もの大観衆で驚いてしまった。そして出版社が本を出せとよってたかってやってくる。物書きではないので断っていたが、対談でもインタビューでもなんでもいいというので、そんな本を出していたらどんどん売れる。どうしてこんなに受けるのか?僕の力ではない。この魔法の言葉がとてもシンプルで誰でもできることだからだ。
ゴルファーの石川遼君の謙虚さはどこから来ているのか。あるスポーツ新聞によると、彼が中学生の時、信頼する先生が授業中に繰り返し冊子『ツキを呼ぶ魔法の言葉』を呼んで聞かせていた。「ありがとう」「感謝します」「ついてる!」と言ってるとそのとおりになると。
原因不明の難病に苦しんだヴェージェット病にかかった柴田章吾君。たまたまお母さんが僕の冊子を読んで、苦しい時に痛いお腹をさすりながら「ありがとう」と二人で言い続けた。小学校で全国優勝して、中学は全国選抜に選ばれ、野球選手としてばら色の未来だった中学3年の時に発病。病気のせいでどこの高校も受け入れてくれないと思っていたら、野球では名門の愛工大名電に入学できた。
1、2年は満足に練習もできなかった。この難病は頑張りすぎるとダメという病気。頑張ってはいけないと医師には言われる。控え投手だったが、2年の秋、春の甲子園のかかった大事な試合にマウンドを任された。結果は最後押し出しの四球を出し負けてしまった。一度は野球をやめることも考えたが、最後の夏に向けてダメ元で頑張って練習をした。これで野球ができなくなっても仕方が無い。でもいつも「甲子園に出て活躍することができました。感謝します」と言い続けながら頑張った。おかあさんも冊子をチーメイトや父兄に配って「ありがとう」でいこう!と頑張り、準決勝では0対6から奇跡的な逆転勝ちをし、甲子園出場を勝ち取った。この年のチームは甲子園に出られるような決して強いチームであったとはいえないのにもかかわらずだ。
いよいよ甲子園。1回戦で負けてしまったが、彼の投げた4回は無失点、打っては唯一の打点をあげた。本当に甲子園で活躍できた。
彼の帽子には「みんなのおかげ」と書いてある。
夏が終わってからお母さんに会って欲しいといわれ、柴田君に会った。「今後どうするの?」と聞いたら、大学でも野球をやりたいと言っていた。「大学に入れてもらえて感謝しています」と言い続けた。明治大学が受け入れてくれた。そして今年の春のリーグ戦、何度もマウンドに登場し活躍。圧倒的に強いと言われたハンカチ王子の居る早稲田に勝ち明治は優勝した。
ここで大切なことは2年の秋に甲子園のかかる大切な試合で彼が負けていること。その試合で負けたからこそ、それほどの強いチームでなかった名電高がそれほど他の高校にマークされずに夏の大会で優勝できたのかもしれない。
過去は残飯。過去の失敗を後悔していても始まらない。魔法の言葉を唱えていても旨くいかないことなんてある。でもそれが次につながる。彼は頑張りたくても頑張れない病気だった。一生懸命頑張れることは、それだけで素晴らしい。
小冊子に書いてあるが、二つの箱をイスラエルのおばあさんに貰った。小さな黒い箱と、大きな白い箱。貰うのを遠慮したら、じゃあいくらでもいいから買ってくださいといわれた。なけなしの金のうち1万円ぐらいを払った。おばあさんは「やっぱりね。あなたはお金の使い方を知ってるわね」と言われた。お金の使い方については確かに思い当たるところがある。
学生のとき中学生の問題児の家庭教師をした。彼女は有名校に合格し、現役で東北大学に入り小学校の教員になった。更生して有名校に入ったことが新聞に載り、匿名記事でも地元ではすぐに誰のことか分かり、60人も家庭教師の希望が集まった。そのうちの一番お金持ちの生徒の家を使わせてもらい塾をやった。60人が100人になり、生徒は全員成績が伸びた。一人の月謝が2万円でも100人いれば200万。年間2400万円になる。そのときの年収はなんと3000万になった。どうしてそんなにも儲かったのか?僕からは何も頼んでいない。
どうやって全員の成績を伸ばしたのか?どうやってそんなにも大勢の子供を教えられたのか?僕は金を持っていた。そして何もやらなかった。じゃあ何をやったのか?
「来週、地理の中部地方のテストをやるから勉強して来い」と言って、次の週にテスト。小テストを繰り返しやり続けるだけ。基本的にほとんど教えないので数が増えてもできる。分からないところを聞きに来た時だけ教える。
テストの順位はすべて発表する。1位は5万円相当。2位は2万円相当、3位は5000円相当の商品をあげた。個人ごとに事前に欲しいものを聞いておいて、本当に欲しいものを買ってあげた。成績ごとに5グループに分けたので、成績の同じぐらいの子ばかりのグループ分けをしたので、誰にでも1位になれるチャンスがある。
子供たちはみんな自分から必死に頑張った。本当に欲しいものがもらえるから。
お金には意思がある。昔は日銀で古い紙幣を燃やしていた。お金は燃やすと、人を焼いたのと同じ臭いがする。これは何人もの人に同じ事を聞いた。
陽子と中性子は意思と意思。それが感謝でつながっている。そう考えれば、お金に意思があると考えられる。もしお金に意思があれば、自分を大切に使ってくるご主人の元に戻りたいと思うだろう。 親と喧嘩して家を飛び出しても、帰る家がある。世の中には帰る家の無い人も居る。お金も同じ。良い家に帰りたい。
旧約聖書 申命記6章16節
「あなたが受けたもののうち、、10分の一を私にささげてみなさい。そのことにより、さらにどれほど大きな祝福をあなた方が受けるか、照明してあげよう。」
わたしはたまたま学生の身分でたくさんのお金を持っていたので、そのお金を子供たちが喜ぶように使っただけ。成績をあげるために、勉強させるためにどうしたら子供たちが喜ぶかを考えた。
お金を使うときも、使い方、演出方法が大切。たとえば10万円の予算で贈り物をするとする。一度に10万円分のプレゼントをするのもひとつ。しかしどんな素晴らしいプレゼントを貰っても、時間がたてば忘れてしまう。2万円ぐらいでも良いもの買える。それを5ヶ月続けて送ったら、一生忘れない。相手が感動するようなニクい演出が必要。
わたしは今こうやって講演に呼ばれることが多い。本業ではないので、貰った講演料は別扱いで自分の収入扱いにはしない。人のために使う。あるときは盲学校の関係者に講演だったので、そのお金で点字の「ツキを呼ぶ魔法の言葉」を作り配った。
地震で大被害を被った新潟で講演した時は、その講演料で長岡の花火大会に花火を寄付した。地元の人を元気付けるために「一緒に花火を見ましょう」と。60万円ではあっという間に終わってしまった。次の時は150万円だったので、それも全部寄付をして、「家族で一緒に来ますので、一緒に見ましょう」。結構大きな花火になった。
大牟田で講演した時は、危機に来てくれた人たちに何か地元のために使いたいとアンケートを取ったら、ほとんどが動物園が赤字になりそうなので何とかして欲しいと書いてあった。講演料100万円でつがいのちょっと変わった猿を買って寄付した。
ウインストン・チャーチルの言葉
「人間は得ることで生計を立て、与えることで人生を築き上げる。」
もちろん人に与える金額は大きいほうがいい。大きいほうが嬉しい。でも額だけでなく、渡し方で嬉しさが変わる。
鳩山由紀夫夫人。会った時に本の話が出た。すぐに家にある本を送ってあげた。お礼に高級なたらこを送ってきた。私がたらこが好きだと知っていたからだ。本当に嬉しかった。
最初に翌日礼状のはがきが届いた。次の日には、本を読んでその感想をびっしりと書いた封書が届いた。こういう気配りができる人は凄い魅力的だ。
魔法の言葉を言っていたからモノゴトが本当に実現したのか。
心理学教授が言っていた。あの魔法の言葉は、潜在意識に訴えかける力がある。しゃべると聴覚を通して潜在意識に語りかけることになる。もっといい方法は、毎日鏡を見て、自分に向かって魔法の言葉を語りかける。
魔法の言葉で何かができるのではない。本来の実力を発揮できただけ。魔法の言葉は本来の自分の力を発揮する一つの手段に過ぎない。だとしたら言った者勝ち。
知人の奥さん。2年前に肝臓癌になった。主人が居なくなったらどうしようと取り乱していた。もともと亭主関白で言葉が荒々しい人だったが、その主人がまったく話さなくなった。悪い言葉より良い言葉。でも悪い言葉より悪いのが無視。その奥さんは無知で癌が移ると思って、体を触ったり、洗濯物を一緒に洗うのもやめていた。謝りなさいと奥さんに言い、奥さんは何度も謝って許してもらった。もう1ヶ月も持たないと言われた主人が2年も生きて元気にしていた。
言葉より時として大切なものはスキンシップ。タイミングを得たスキンシップ。
※最後までお読み下さいましてありがとうございました。
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