山下ミツ商店の山下浩希です。
先日、知人から「山下さん機械化してしまって・・・」「○○さんは石臼で作るのをだけを見せてるのに何でガラス越しに全部見えるようにしたの?」とやや批判的に言われました。車の中での話しでしたので時間が無く十分理解を得られる説明ができませんでした。
読者の皆様も興味深い事だと思いますので私どもの考え方を書かせていただきます。(今回は「です。ます。」調で書かせていただきます。)
私自身、お客様や友人、お取引先様等と豆腐作りの話しをする時、使わないと言うかそっちの話しにならないように注意している言葉があります。
それは「手作り」と「機械」です。豆腐だけでないと思いますが製造の話しをするとよくその話しになり、決まって「手作り」が善(美味しい)で「機械」が悪(美味しくない)という図式になるからです。
確かにイメージも商品価値の一つです。「手作りの豆腐」と「機械が作った大量生産豆腐」と言えば「手作り豆腐」の方が美味しそうに感じる事も理解できます。特に豆腐などはテレビ等を観ているとたまに「この道何十年の経験と勘で作った手作りの豆腐」・・・こんな感じで豆腐が紹介されていますから。
私は思うのです。「機械で作った豆腐はどれも不味いのか?手作りならどれも美味しいのか?」と。「手作り」と「手作りでない」豆腐の境界線も明確でありません。境界線が明確にされた上で「山下ミツは手作りでない」と言われるのならそれでも構いません。
ただ、私は豆腐の質を落とす為に機械設備を入れたことはありません。少しでも美味しい自分の目指す豆腐を作る為に必要な機械設備は導入してきました。
消泡剤を使用せず呉を炊き、高濃度の豆乳を搾るのは今の設備だからこそ出来るのです。
つづく。
※最後までお読み下さいましてありがとうございました。
今日の「燃える豆魂日記【豆腐道とうふみち】」如何でしたか?
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