山下ミツ商店の山下浩希です。
19日、日本地豆腐倶楽部のミーティングでの上京の際、池袋の大桃豆腐さんに寄ってきた。
店主の大桃伸夫さんとは6年前に豆腐フェアという業界のイベントでの討論会で知り合った。実は大桃さんはその前から業界ではネットを上手に活用している人として有名人だった。自分も大桃さんのWEBや掲示板を使った討論を秘かに毎日読んでいた。(数年前、日テレ朝の「ズームイン」に出演していた大桃美代子さんはいとこだそうだ。)
知り合ったのは6年前だが、本格的にお付き合いするようになったのは4年半前。池袋サンシャインビルで行われた商工会主催の物産展に出店した時に3日間毎晩一緒に飲んだ。(おかげてそれまで1年近く欠かさず書き続けていた「燃える豆魂日記」が途切れてしまい、緊張の糸が切れ復活させるのに2ヶ月かかった)
当時の大桃さんは豆腐作りが楽しくてしかたがないと言う位豆腐作りに集中し売るという事をほとんど考えていなかった。それに対し私は「楽しむのは良いけど、作って自己満足だけで終わってるのではないか。それだけなら趣味の世界だ。豆腐屋としてお客様の満足を追求すべきではないか」と生意気を言ったりもした。
そんな大桃さんが3年前の夏、私でなく祖母ミツに泣きのメールを送ってきた。(祖母ミツはその前の年に亡くなっているのに)
朝、出社すると事務のスタッフが「社長、変なメールが届いています」。よく見ると大桃さんからでないか。いつも送信してくる私のアドレスでなく会社の代表アドレスにそれも亡くなって居ない祖母宛。
内容は一生懸命作っている豆腐が思うように売れないという悩みを祖母に訴えていた。
「大桃さん、どうかしたの?」慌てて電話した。
「夜、いろいろ考えていたら山下ミツさんに聞いてもらおうと思った」
「大桃さん、おばあちゃん、もう居ないよ」
「え?・・・」
「ウチの事務の子、いたずらメールと思ったらしいよ」
「・・・・・・・」
大桃さんってそんな人だ。
その大桃豆腐、写真が見難いが今では大繁盛店。
嬉しかった!
※最後までお読み下さいましてありがとうございました。
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