山下ミツ商店の山下浩希です。
岡野工業(株)の宇田川さんから2月3日(土)23時30分NHK教育テレビ「土曜フォーラム(ものづくり立国への壁)」に岡野雅行社長が出演するのでご覧くださいとFAXが届いた。
岡野工業は東京の下町、墨田区東向島にある社員6名の会社。外から見ると何の変哲もない下町の小さな町工場。「下町の小さな町工場」という言葉からどんな工場(会社)をイメージするだろうか?
岡野工業はプレス加工技術で「痛くない注射針」など独自の製品を開発し世界から注目を集めている年商7億の正に小さな巨人。岡野社長(ご自身は代表社員と名乗っておられる)は不可能を可能にする世界一の職人と言われている。
「痛くない注射針」は医療機器メーカーのテルモが開発に取り組んだが挫折。全国の技術者に「出来っこない」と断られ最後に岡野社長に依頼し「蚊の針」と同じ細さの注射針を岡野社長が開発した。
岡野工業の事を知ったのは5年位前。日経ビジネスの特集で紹介されていた。(その記事では岡野工業という名前までは覚えなかった。でも、6人で7億というのが印象に残った)
4年前、本屋で「俺が作る」という本を見つけた。表紙を見た瞬間「日経ビジネスで読んだ会社だ!」とすぐピンと来た。早速買って読んだ。人のやらない(出来ない)仕事ばかりする。正に差別化戦略。
翌年商業界石川県同友会が主催する「商業界北陸ゼミナール」の講師にお願いしようと企画した。ネットで調べると岡野社長は全国で講演していることが判った。一度聞いて見なくてはと東京工業大学で行われた講演会に行ってみた。
一言で言うと下町の頑固親父がユーモアたっぷりに製品開発の話を判り易く話さされていた。「是非、北陸ゼミで講演して欲しい」講演の後その場でお願いした。
後日改めて会社にお伺いしお願いし講演が実現した。岡野社長の講演は700名近くの受講生を引き付けパワーを与えてくれた。
講演の後、美味しそうにビールを飲んで岡野社長は講演会場を後にした。岡野社長を見送って30分後岡野社長から電話が入った。そしてとんでもない事が発生してしまった。(つづく)
最後までお読み下さいましてありがとうございました。
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