山下ミツ商店の山下浩希です。
先週の大阪八尾の河内庵さん訪問で軽トラックによる移動販売のお話を聞き大変興味を持ちました。その話を合同経営会計の北川さんに話したら北川さんの御自宅に定期的にトラックで鮮魚の訪問販売に来る人が居るとおしえていただきました。
早速紹介していただき今朝7時30分からトラックに同乗させていただきお昼まで御一緒させていただきました。見学させていただいたのは福井県三国の中村五三男さん(58歳)。中村さんによると10年前まで3年おきに転職を繰り返しこの仕事に遣り甲斐を感じているそうです。
中村さんは決まった曜日に決まった時間に決まったお客様のお宅を訪問(ルートセールス)しお客様との会話を楽しみながら鮮魚を販売しています。お客様も中村さんを待っているようです。中村さんは店舗を持たず朝市場で仕入れた魚をそのままお客様まで直送しています。
お客様は大体1000円から1500円、多い人は2500円位買い求めます。正直私の感覚では「そんなにたくさんも」という感じです。見方が正しくないかもしれませんがどのお宅も家が大きく広い庭を持ち庭の手入れもきちっとされているお宅が多いと感じました。
また、このブログにも書いた事がありますが、御一緒した半日約20軒くらいのお客様のうち5軒のお客様がお支払いの時10000円札をだしました。考えすぎでしょうか?
中村さんはこの無店舗移動訪問販売という商いを商いの環境(地域の人口、お留守番の居るお宅、スーパー等との競合、在庫を持たないというメリット・・・等)を計算付くでやっています。
この商いを私等の豆腐にあてはめるとどうかということはもっと深く考える必要がありますが、河内庵さんといい今回の中村さんといい、それぞれが自分の商い(生き方)のベクトルが明確になっています。
半日中村さんと御一緒させていただき映画の「てんびんの詩」とだぶりました。仕入れたばっかりの
新鮮なお魚はいうまでもなく、お客様との信頼関係の大切さを勉強させていただきました。